秋を感じる

11月の最終週になりました。早いですねえ・・もうお正月がきます

街中に位置するみなみの風ですが、季節や自然を感じ、暮らしの営みを大事にしたいと思っています。

秋の収穫
第一弾は、高知では多くの方が経験のある『吊るし柿づくり』

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渋柿のヘタを残しておいて、紐をくくりつけて吊るします。
認知症のある方々のグループ活動です。


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あとは、時々揉んであげて、おいしくなる魔法をかけていきます




そして、秋の収穫
第2弾は、『棚田米の塩むすびづくり』
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山で獲れた棚田米は、天日に干されておいしくもっちり。
こちらも別の認知症グループ活動です。

握ることなくじっと見ていらっしゃる方もおられましたが、いつもは閉じかける目がしっかり開き、味わって、感想も伝えてくださいました。

この棚田米は、スタッフが趣味でつくっているお米です。
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秋の収穫
第3弾は、この棚田米の収穫をずっと楽しみに待ってくれていた「女子会」の皆さんによる『棚田米のちらし寿司』。
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「女子会」は、脳卒中後の方が多いですので、こうやって片手でも行えるよう、また、麻痺のある手もうまく活用して主婦業ができるように、相互の情報交換と実践練習を重ねられてきました。いつか本を出せるんじゃないかと思うくらい、工夫がたくさんあるのですよ。

ちらし寿司は本当においしくて、スタッフは段取りや味付けなどを利用者さんから学ぶ有り難い機会にもなっています。


そして、今週は、日頃の体力づくりや歩行練習の成果を確かめる紅葉狩りに行く予定ですが、本日はあいにく雨天で中止、明日にはお天気も回復するようで、決行できそうです。

リハビリテーションに季節感や自然を取り入れたとき、その方が長らく大切にしてこられたことがわたしたちスタッフにも伝わってきます。これからも大切にしたい気持ち、どうすれば?・・・一緒に考えていかれたらと思います。

作業療法士 下村美穂