タウンモビリティふくねこさんとのコラボ企画

すっかり春めいてきました
ソメイヨシノの開花全国一を狙う高知、東京に遅れをとっていますが、随分と暖かくなってきました。

春のイベントとして、ここ数年で定着してきた「土佐のおきゃく」があります。
アーケードがおきゃく会場になる大おきゃく以外にも、2週間の間に、様々なイベントが開催されます。
そのうちの一つ、3月9日(木)中央公園の『アジアンフードマーケット』に皆で出かけてきました。

通所リハビリでは、大小さまざまな外出支援をしているのですが、今回は、日頃から利用者さんを通じて連携させていただいているタウンモビリティふくねこ(NPO法人福祉住環境ネットワークこうち)さんのご協力を得て、これまでとは一味ちがった外出支援コラボ企画を開催することができました。

タウンモビリティとは(以下、タウンモビリティふくねこHPより拝借)、
タウン=街 モビリティ=移動性
高齢になっても、障害があっても、誰もが出かけたい場所へ出掛けられることが当たり前の街になることを目指した「移動の権利を保障する」ための取り組みのこと(拝借終わり)
とのことです。

ふくねこさんでは、移動面のサポート(車椅子や歩行器、ベビーカーの無料貸し出し、ワンコインで利用できるボランティアの付き添い)に留まらず、京橋商店街に構えたステーションで様々なサロンや教室が行われて、障害当事者の方も、そうでない方も様々な方々が出入りをされています。

通所リハでは利用者さんの社会参加の場面を見つけることをしていきますので、アクセスのよい中央商店街にサロン機能があることはとても魅力的なことです。

今回は、まず、ふくねこに集合し、サロンのリーダー的存在である福島とみおさんにお話をいただきました。
分かりやすくユーモアたっぷりのお話で、利用者の皆さんが興味をもって聴かれていたのが印象的でした。
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その後は、ふくねこ代表の笹岡さんからもご説明をいただきました。
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いよいよ中央公園に向けて出発です。
ボランティアガイドさん3名との顔合わせも完了。
また、初めてのことですが、この日は通所リハの利用者さんの中でも、サポート側に回ってくださる方にもお願いしての散策です。

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利用者さん同士の関係性の中で、互助が生まれます。

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ふくねこさんでお借りしたショッピングカート『楽々カート』も大活躍でした。

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ボランティアガイドさんには丁寧に明るく接していただき、ご夫妻でご利用された方からは、またお願いしたいと好評でした。


ベトナムやタイ、台湾や中国のお料理を皆で囲んで食べたり、分け合って食べたり。
普段にない交流も生まれていました。


今は利用者さんからのアンケートをまとめているところです。
集計途中ではありますが、
福島とみおさんのお話は皆さんに大変好評でした。
また、「サロン機能を使ってみたい」という方が多く、
ボランティアガイド利用については、「今後使って外出を楽しみたい」という方、「自分もボランティアをやってみたい」という回答を複数いただきました。

そのような声を、次は個別に丁寧に、実現へと向けて支援してきたいと思います。
次へつながる企画になったと感じ、嬉しく思っています。

コラボしてくださったふくねこの皆さん、ボランティアガイドさん、福島さん、応援(視察)に来て下さった高知市高齢者支援課の方、ご参加いただいたご家族様、大変ありがとうございました。


追記

さっそく、利用者さんの自主企画活動である『日曜市をかじろう会』に参加される方が、ふくねこさんを待ち合わせ場所にして行動拠点とされたとお聞きしました。

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