新しい事も取り入れつつ

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上の写真は柏餅を作っている活動場面です。
柏餅作りがタイトルに書いた『新しい事』ではなく、
参加されている利用者さんにとって、新しい展開が生まれた活動でした。
新たに上肢のトレーニングも取り入れたい、と前向きな利用者さんですが、
利用者さんのほうから、「そういえばここでやっているこんなこと(調理とか)が上肢のトレーニングになるんじゃない?」とコメントあり。
では次回さっそくやってみましょう。ということで、本日、初めてこのような活動に参加をされました。
楽しい事をする中で目的に沿った事ができるので、生活に関連するような活動をトレーニングの一環として活用することにも意味が出てくると思っています。
 
 
話は変わりますが、ある日、利用者さんからリクエストをいただきました。
「カラオケに行けんなったき、ここで歌いたいちや」。
利用者さんはおそらく、カラオケのように歌う事を想像されて言ってくれたのだと思いますが、
カラオケではなく、童謡倶楽部を始めることにしました。
1人で歌うカラオケとはちがい、
みんなで声を揃えて歌うのは童謡や唱歌ならではの魅力だと感じたし、
歌が交流のきっかけとなって話題が展開され、あったかい空間ができるんじゃないかと思いまして。
それがまた日によって(選曲によって、メンバーによって)ちがった空間作りができるんじゃないか、という思惑です。
歌詞に出てくる美しい風景に思いを馳せたり、幼い時の思い出を語り合ったり、
昔の暮らしぶりを教えてもらったり。
心が和らぎます。
あと、失語症の方に思いきり声を出してもらう時間にも。
 
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歌詞は手元ではなく、前方のスクリーンに映し出して。
スクリーンには風景画像なども流してみました。
会話のきっかけにならないかなぁ・・と。
会話は自然と生まれました。
2~3回やってみているうちに、利用者さんから「次はこの歌ってる場面の写真を入れてみたらどう?」など
嬉しいアドバイスもいただけて、少しずつ進化していけそうです。
 
 
 
最後に。今日の新しいこと。
初めての二胡
脳梗塞で左手が少し動きづらいですが、前からやってみたかった二胡に挑戦してみるとのこと。
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協力者も見つかり、二胡も良きリハビリテーションになりそうです。
二胡三線とでセッションできる日を楽しみに。
 
 下 村