近隣への外出~まずは小さな一歩から~

更新がしばらくできていませんでした(^_^;)
 
通所リハでは4月末からスタッフを増員し、リハビリスタッフは専従3名の療法士で新たにスタートをしています。
 
最近はやっとやっと、やっとのことで利用者さんが増えてきて、ありがたい限りです。
オープンしてもうすぐ2年。
ここにきて、初めて口コミというものの存在を実感しています。
もちろん今までもみなみの風を知ってくださっているケアマネージャーさんからのお声掛けなどで利用をしてくださる方はいらっしゃったのですが、今感じている口コミは、診療所や通所リハビリを実際に使ってくださっている方から発生する口コミといいますか。
最近の新規利用者さんの、利用するに至ったきっかけを辿ってみると、世間話からの伝番のようで、
「それやったらあんたもみなみの風を使うたらえいわね」とか「うちの母が行きゆうところへ行ってみたら?」的な会話をしたという方にちょこちょこ出会います。
口コミには3年かかると思っていたので、この時期に実感できることはうれしいことです。
とは言え、まだまだ進化し成長も安定もしてないかないといけないサービス内容。
今週からは新しい流れも作りながらやってます。利用者のみなさんと共にいい形を作っていきたいと思っていますので、ご意見やご提案などドシドシと伝えていただければありがたいです(*^_^*)
 
 
さて、最近は、診療所近隣に外出をする機会を多く作っています。
退院して間もない方や、障がいをもって数年が過ぎた方も、
比較的共通しているのが、
自分ではなかなか外へ出づらい、
出る機会が少ない、行動範囲が狭くなったということです。
 
まずは小さな一歩から、と思い、
近所の栄田東公園の清掃活動に出かけたり、
近所のカフェを目標に出かけるなどの企画を取り入れています。
この3か月くらい継続してみています。
 
一歩を踏み出すことができるように。
言葉で書けば簡単なようでが、なかなかです、皆さん。
おい、それ、とはいきませんね。
 
準備がいります、いろいろと。
体力を少しずつ上げていくことをしっかりやって、
普段はとらない動作もとって、
動くところは全部動かす。
動作パターンを限定化しないために、
床にもおりるし、
屈んで園芸もする。
立ってうどんも踏む。
歩行補助具を検討し直すことも必要ですし、
これくらいなら自分もできる、という自信や自分の状況の把握も必要。
失敗したら嫌だから、家で練習してから外へ出るわ、という方もいらっしゃいました。
 
と、いろいろとやっているうちに気づくのですが、
外へ行くこと自体が、特別なものになりすぎているようです。
家の中でじーっとしている時間が長い方にとっては、
外は特別。
だから、外も大事だけど、まずは普段の過ごし方の中に、
もう少しだけ自分でやることを増やしていくことも大事だなと。
 
というわけで、最近気づいたことは、
この記事のタイトルにも書いていますが、
~まずは小さな一歩から~ 
外へ気持ちと体が向くためには、その一歩がみなさんそれぞれ違うので、
そこに寄り添っていくことでみなさんの背中を後押しできたらいいなと思います。
 
下の写真は、栄田東公園を清掃中の利用者さん。
ベンチ周辺ではタバコの吸い殻が毎度毎度大量に収穫されます。
 
 
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by下村