通所リハ 最近のあれこれ
久々、通所リハの近況をご報告。
最近はすっかりこのブログも更新をご無沙汰していました。
不精なのもありますし、何をどう伝えようかと、あまりに便利すぎるツールを持て余している感もあります。
今日は11月21日。
しばらく更新をしてなかったので、まずは10月の様子からご紹介。
運動機能面のトレーニングに費やす割合は3時間余りのうち、半分~3分の2程度。
運動をしっかりして体のベース作りを基本にはしますが、
それだけでは生活に変化はなかなか出ないと最近実感しています。
基本的な動作のパターンも、生活のパターンも、限定されやすい利用者のみなさん、
みなみの風では使えるところは全部使って元気になっていただこうと、
様々な活動を用意しています。
10月はとにかく粉を練ってました。
手打ちうどんに始まり、
パン作り、
果ては生パスタ作りまでやってしまいました。
人とやるからおもしろさが出てくるし、共通の作業や体験を通して自然とコミュニケーションが発生し、
お互いの気づきや役割も生まれます。
が、利用者さんにとっては、こんな活動が一体なんの為のものか、リハビリと何の関係があるのか、
最初はしっくりこないのが普通です(笑)
最初は眺めているだけでも全然大丈夫、そのうち何か心が動くものがあるように、
チョビチョビ、種も撒きます。
男性陣の参加も結構多いんですよ。
パンの具(さつまいも)の皮むき中
この日は秋の味覚 芋パンですね~
この日はエクレア風のパン。
この日は・・うーん・・確かウインナー入りのパンだったような?
男性陣が精を出してくれているのが、
初めての生パスタです。
とにかく薄く伸ばさないと、ボテボテのうどんのようになってしまうので、
かなり体重を乗せながら伸ばしてくれていました。
一方では、ミートソース作り。
調理ひとつ、みなさんそれぞれの課題がちがうので、
遂行しながら評価もさせてもらいます。
動的な立位のバランス、
立位作業の耐久性、
工程の段取り力、
作業の丁寧さ、
利き手交換、
効率、
いろいろ。
でも、一番は
自宅での生活に反映できるかということ。
家でもやってみようという自信を持てるための評価ですね。
完成品の写真がどこを探してもないのですが、
生パスタは、とっても腰のきいたうどんのようにおいしかったですよ~(笑)
↓↓↓
最初の写真でサツマイモの皮むきをしていたのはこんな風になりました。
パウンドケーキですね。
そして。
10月末日はハロウィンの日。
みなさん、ご自分の分はチョコペンを使って、アートの世界を楽しまれました。
もう、すみません、並べると笑いが止まりません・・・。
個性派ぞろいです。
こちらの男性は訓練用具を作る木工活動に参加中。
サンディング台(傾斜台)になる予定。
外部の講師の先生のお力もお借りしています。
萩原先生が毎月2回ほどフラワーアレンジメントや活け花を教えにきてくださってます。
元職員のST北村さんにも毎月陶芸を教えていただいています。
9月末にコケ玉を作ったので、
10月はコケ玉を乗せるお皿を作る方が多かったです。
近隣への外出を通して、
外に出る力をつけていただこうと、
週に何度か周辺を歩くのですが、
診療所の周辺も少し景観が変わってきました。
どデカイホームセンターが建設されています。
外出支援では、
歩行補助具を試したり、
歩行距離に挑戦したり、
横断歩道を渡りきることを目標にしたり、
初めての外歩きに挑戦、という方も結構いらっしゃいます。
これもまたみなさんそれぞれに課題がちがいますので、
できるだけ個別性に対応していかれたら、、と思っています。
真面目に書いてばかりで、最後のオチがつかなくなってしまいましたが、
いい写真を発見。
みなみの風診療所、
インフルエンザの予防接種をしております。
下の写真のスタッフ、ギョエ~!って顔をしているもので、これで痛さを想像されると困りますが、
急に寒くなって乾燥してきました。
早めの接種をオススメします。
書いたのは下村。