時々ふりかえり

通所リハビリでは、身体機能向上のためのプログラムのほかに、
日々、選択メニューをいくつか用意するようにしています。
多い時で半日で3つくらい、少ない時で1つ。
発展途上でもありますが。
 
今日は、①彩り書道(お家に飾ってもいいですし、こんなハガキを贈られたら喜ばれるのでは、の発想。あと、診療所の階段ギャラリーに使わせてもらいたいのも本音(笑))
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②ちょこっと木工(和紙のランプシェード用のランプを木の台座に取り付ける作業をお願いしました。他の利用者さんのランプのための作業です。運動の合間に。こういう作業は普段参加の少ない男性陣も快く引き受けてくれるので頼らせていただいています。)
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③パン作り(いろんな工程があるので段階付けがしやすいのがメリット。この方は麻痺して感覚が分かりにくい右手も使って、67歳にして初めてのパン作り。)
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あれもやってます、これもやってます、という事をお伝えしたいのではなくて、
何を目的にやっているか、というところを、みなみの風では大事にしていきたい、改めて、
というメッセージです。
 
夕方にカンファレンスをしてまして、スタッフのみんなとも再確認をしたことでしたが、
どんなプログラムを提供するか、というようなプログラムの内容に関する事や、
利用者さんが活動に参加されたかどうか、参加したからよかった、とか、
参加が少ないからあまりまだよくない、とか、
そういうことよりも、もっと重要で、もっと前提になる事があるように感じています。
 
写真のような活動は、楽しみ的な、あるいは生活に結びつくような、でも非日常的になっている活動です。
利用者さんが本来持ち合わせていて、でも今は失っている機能や生活や楽しみを、伸ばせる部分はないか、
なにかご自分で行動をするきっかけを作れないか、
利用者さんは気づいてないことでもスタッフだから気づけることはないか、
など、探し物をしている感覚を、スタッフが常に意識して持っている事が必要だと思っています。
 
活動に参加してもらったら終わり。成功。
というのでは、スタッフの独りよがり、スタッフのための活動、になってしまいます。
 
時々みんなで振り返って、また気持ち新たに仕事ができることに感謝です
 
 下 村