外出支援企画 始動

新年の営業2日目の今日は、朝からかなりの冷え込み
 
朝一番の寒い時間帯に、今年初めての外出支援企画が始動しました。
 
近隣へ出かけます。
 
今日の行き先は、日赤前の喫茶店ファーモニーさんまでの片道260m。
 
(ファーモニーさん、今年も度々お世話になります。よろしくお願いします 
 大勢でおじゃましても快く迎えてくださるのでとてもありがたいです。)
 
 
ご自分の足で一歩外に出る力をつけていただきたい、外出支援企画の一番の目的はこれです。
 
上の動画は、普段の生活は車いす100%の利用者さんです。
 
リハビリスタッフが少しサポートして、今日は40mくらいを歩きました。
 
途中からは車いすに座りましたが、歩き終えたときの利用者さんの爽快な笑顔が印象的でした。
 
新年の初歩きです。
 
生活の中にこれを反映できるようにするのが仕事なので、まだまだ次の展開を考えなくてはいけませんが。
 
 
 
 
通所リハに来ていただいている利用者さん、来所中はしっかりトレーニングをされるし、交流も持たれるのですが、
 
さて自宅での生活は?というと、どこにもいかず、人と会うことも少なく・・・といった方が意外と多いようです。
 
出かける用事や楽しみがないと出かけることもないのだと思いますから、
 
その方に応じた外へ出るきっかけを発掘することも外出支援企画の目的になります。
 
数か月前に始めた近隣への外出支援企画ですが、当初は参加される方が少なく、
 
参加ゼロという日もありましたが、やり続けているうちに、利用者さん同士が誘い合って参加者が集まる、
 
という風に変化してきました。
 
「歩けないからやめとくわ」 ⇒ 「わたしも歩けるようになったのよ。少しでも歩いて車いすに乗せてもらえばいいじゃない」
 
で、「じゃあ行こうかしら」になったり。
 
「寒いから今日はやめておくわ」 ⇒ 「一緒においしいコーヒー飲みに行こうよ」
 
で、「じゃあ行こうかしら」になったり。
 
スタッフが気合を入れてお誘いをしていた日々が懐かしいです。
 
最近はサポートするスタッフが足りず、時間差で2グループに分かれて実施する日も。
 
現在でも、意識的にスタッフからお誘いをする方もいらっしゃって、歩ける方法、歩ける可能性があるのにもったいないな、というところです。
 
全部の距離を歩けない方は車いすも併用するので、診療所に3台ある車いすも不足し(嬉しい不足)、
 
年末に買い足してもらったので、今年は更に外出支援企画を充実したものにしていきたいと思っています。
 
ファーモニーさんをはじめ、診療所周辺の方にもお世話になりながらの外出支援企画です。
 
 
 下 村