段差昇降の福祉用具を導入しました!!

こんにちは
残暑が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 
訪問リハビリでは、福祉用具の導入に携わることがあります。
福祉用具といってもベッドや歩行器、ポータブルトイレ、入浴時に使用するものなど様々な種類がありますが、
今回は、段差昇降の福祉用具について紹介していきたいと思います。
 
病気によって足の筋力が弱まり玄関の段差昇降がしづらくなった
外出することが難しくなった
外出したいけど介助が大変で困っている
といった声が訪問リハビリの現場では見受けられます。
 
外出ができるように玄関周囲の段差をどう解決していくか
訪問リハビリではその方法を提案していくことも役割のひとつとなります。
今回は、実際に福祉用具を導入して外出ができるようになった事例を2つ紹介していきたいと思います。


紹介①
今までは柱など押さえて段差昇降を行っていましたが、徐々に動作が難しくなり介入しました。
玄関内に段差昇降たちあっぷを導入、

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玄関外階段に手すりを取り付けました。
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ご本人さまからは、押さえるところが増え、安心して動作ができるようになった。
ご家族さまからは、病院受診など外出時に介助がしやすくなった、との声が聞かれています



紹介②
病院から退院し在宅での生活が始まりましたが、足の筋力が以前より弱まり、玄関の段差昇降ができず困っているとのことで介入しました。
このご自宅の場合は、玄関外から門までの間に石段があり、移動が難しかったので、
縁側から出入りをすることにしました。

縁側の段差には以前使われていた段差解消段を設置。
そこから段差昇降たちあっぷを導入しました。
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ご本人さまからは、足の痛みもなく降りることができた。
ご家族さまからは、本人が痛がらずにできてよかった、買い物へ一緒に出掛けれそうですとの声を頂いています


福祉用具の導入で大切にしていることは、
ご本人さまの能力を最大限に発揮できるような方法を提案したり
介助する方も行いやすいように、介助方法の指導を行ったり
ケアマネージャーさんや福祉用具の業者さんに立ち会ってもらい、多角的に意見を交換し、よりよいものを提供するように工夫しています。
 
外出のことだけでなく、トイレや入浴など生活の中でお困りごとがありましたら、
何でもご相談ください。

一緒によい方法を考えていきたいと思います。

                    
                                          訪問リハビリ 作業療法士 蒲原
 
※事例の紹介、写真の掲載においては、ご本人さま・ご家族さまから承諾を得ています。