ゴーヤマラソン

6月に4階テラスに植えたゴーヤ。
昨年とっておいた種も、ちゃんと芽が出て成長しましたよ。
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植えてから約2カ月が経過しましたが、たくさんの立派なゴーヤができ、利用者さんや職員のお腹に入っていきました。
緑のカーテンとしても役だっていて、8月15日現在、↓↓↓こんなに茂っています↓↓↓
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利用者の皆さんもテラスの前で一旦足を止めて観察するのがお決まりのコースとなり、感想も次第に変化。
「かわいらしいがができてきたねえ」から始まって、順調な成長と共に、「いやめった、またどっさりぶらくっちゅうやいか!」 に至るまでとなりました。その間、収穫できたゴーヤはいくつあったでしょうか。
 
嫡芯、追肥、水やりの加減、人工受粉(4階だから虫があまり媒介してくれません)などを適宜行いながら(もっぱらPT山岡くんが朝に夕に愛情を注いでくれました。他の職員は食べただけです笑)、1年目の昨年に比べると育てるコツも得たそうで、豊作となりました。
 
みなみの風の4階で収穫できたゴーヤたちは、通所リハビリの日常生活関連活動である調理の主役となり、その後しばらくの間、ゴーヤ料理をアレンジして楽しみました。名付けてゴーヤマラソン
いくつかをご紹介しますね 
 
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まずはゴーヤ・ナス・ピーマン・トマトなど高知の野菜がゴロゴロ入った夏カレー
 
 
野菜はあまり煮込まず、蒸し焼きにしてからルーと絡める感じで作っていたと思います。
 
野菜の食感がしっかりあって、苦味も気にならなくて美味しかったです!
 
 
                                                 
 
 
 
そして↓コチラ↓はゴーヤの肉詰めです。みなさん、できる作業を担当されたり、「やった事ないけんどやってみようか」と初挑戦の機会にしていただけるのも共同作業ならではの事かと思います。みんなでワイワイ言いながら一つの作業をするのはおのずと会話が生まれ、楽しい雰囲気になります。
肉詰めは、外はカリカリ、中はジューシー、ゴーヤは程良く苦味としっかりした歯ごたえがあって、これもまた美味しかったです。
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↓↓こちら↓↓の方は御年70ウン才にして、ほぼ初めての包丁体験をされているところです。「(麻痺の残る両手を使えば)手のリハビリになるがやないかねえ?}とご自身から言ってくださって以来、うどんを打ったり、パン生地を練ったりと調理活動にも積極的に参加されるようになり、この日は今までにほぼ経験のない包丁でのゴーヤスライスです。
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スライスしてもらったゴーヤはかき揚になりました。人参やナスも入って、
それにしても、かき揚ってなかなかこうきれいに揚がらないですが、利用者さんの手にかかるとカラッとしたかき揚になります。その度に衣の作り方を教えてもらい、フムフム、これなら家でもできると思ってやっても同じようには再現できず・・・
 
かき揚は、利用者の皆さんの人生の積み重ねを感じる瞬間です。大げさですか?(笑)本当にそう思います。
 
 
 
そしてゴーヤマラソン、トリを飾るのは・・・!
じゃじゃん!
ゴーヤジュースです。
ゲゲッ(-.-)と思われた方、まあ一回飲んでみてください。
リンゴや牛乳も入ってるので飲みやすいんですよ。
さらりとしたのど越しです。
でも、口に残る後味はゴーヤの苦味オンリー
 
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ゴーヤはまだ実をつけていますが、もう雌花は咲かなくなってきました。
立秋も過ぎて、そろそろ今年の収穫も終盤です。
 
園芸活動で自家栽培をし、収穫をして調理をして食べる。
収穫祭【ゴーヤマラソン】は7月後半の1週間続きました。
毎日ちがうアレンジをしたので、ゴーヤ1つで6種類くらいの調理をしたのだと思います。
 
楽しみながら「参加」する機会が増え、
楽しみながら生活習慣病の予防もできて、ゴーヤはなかなか活躍してくれました。
 
インドのアーユルヴェーダなどの伝統医学においても古くからゴーヤの医学的効能が言われてきたそうですし、
長寿県沖縄の健康を支えてきたのものにゴーヤは必ず挙がります。
血糖値を安定させたり、コレステロールを下げる効能も認められていますので、
食べず嫌いの方は是非ゴーヤ料理に挑戦してみてはいかがでしょう
 
 下 村