利用者さんが講師

利用者さんが本来持ち合わせる得意や楽しみを引き出すことで、
そこから役割や生きがいがもう一度生まれたら大きな意味があると思っています。
最近、少しずつ形になってきたことがあるのでご紹介します。
 
今日は利用者さんのお1人が華道の講師として活躍してくださっている活け花の活動について。
 
スタッフから相談をさせてもらって日程を決め、
人数のめどがついたら利用者さん御用達のお店で花の手配をお任せしています。
 
数度開催するうちに、他の利用者さんの楽しみとなっていますし、
講師を担ってくださっている利用者さんも定期的に訪れる役割を楽しんでいただいているように見受けます。
 
昨日26日(火)はお正月用の花ということで依頼をして教えていただきました
 
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活け花は宇宙の縮小版なのだそうです。
花の説明、活け方の意味、色んな説明が入りながら、緩やかな時間が進んでいきます。
 
このお花は一旦剣山から外して持ち帰られたので、みなさんのお家でそれぞれに活けられていると思います。
 
今日は、参加された利用者さんのお宅に用があってお邪魔した際に、さっそく昨日のお花が飾られていて、
奥さんから「素敵な花を持って帰ってきてくれたから、これでお正月の花は大丈夫」と感想をいただきました。
ご主人さんの表情が少し緩んだのが嬉しかったので、講師役の利用者さんに次に会った時には報告することにします
 
下村